子どものわきが治療について

アポクリン腺は第二次性徴で発達する

わきがは、アポクリン腺から分泌される汗とたんぱく質、脂質などが混ざり合い、皮膚の常在菌に分解されることによって臭いを放つ症状です。
そしてこのアポクリン腺は、第二次性徴が始まりわき毛が生えてくるのと同時に発達するのです。
そのため、子どもがわきがであることがわかるのは、この時期からといえます。
近年、第二次性徴が始まる年齢は低くなっており、小学校中学年~高学年でその兆しが現れる子もいます。
そしてこの時期は、同時に心も体も不安定な思春期であるため、自分の臭いに悩む子も多く、周囲からからかわれるなどで傷つくケースもよく見られるのです。
そのため、近年では子どもが受けられるわきが治療をおこなうクリニックも増えています。
昔からおこなわれている皮膚を大きく切開するわきが治療では、学校生活に支障が出たり子どもの体に負担を与えたりといった問題から、子どもへの治療は難しいとされてきました。
しかし、わきが治療でも体への負担が少なく、日常生活にもすぐに戻れる方法が多く登場し、子どもへの治療も可能になったのです。

できるだけ負担のない治療法

では、子どものわきが治療として適している方法について説明します。
まず、体にも生活にも比較的負担が少ない方法として用いられるのが、レーザー治療ややマイクロウェーブを照射するミラドライ法、超音波照射するウルセラドライ法です。
これらの方法なら、皮膚を切開する必要がないため傷も残りません。
また、ダウンタイムもほぼないことから、体育の授業などを避ければ施術翌日から通常通り学校に通うこともできるのです。
子どもの場合、わきが治療の手術をおこなったことを学校で知られたくないものでしょう。
そのため、皮膚を切開しないことでガーゼを巻かずにすむ方法は子どものわきが治療に有効といえます。
その他に用いられるのは、皮膚をわずか数mmしか切らないクワドラカット法です。
ダウンタイムは2週間近く必要ではありますが、傷跡はほぼ目立たず、術後から激しい運動をしなければ学校生活は可能です。

いつごろから施術可能か

子どものわきが治療をおこなっているクリニックでは、子どもの体や生活への負担を最小限にする配慮がなされています。
そのため、小さな子どもでも施術は可能ですが、一般的には第二次性徴が始まる小学校高学年からとするクリニックが多いです。
治療を受けられる年齢はクリニックによって設定が異なるため、事前に問い合わせるのがいいでしょう。
また、治療前にカウンセリングを受けて、わきがの症状を含めて医師に治療方法を相談することをおすすめします。