【注射治療】効果が表れる時間と効果の持続時間とは?

多汗症治療に多く用いられるボトックス注射

特に多汗症治療に効果があるとされているのが、ボトックス注射です。
ボトックス注射は、神経や筋肉の動きを制限することで汗腺の働きを弱めるもので、汗の分泌量を抑えることができる方法です。
そして、皮膚を切らない治療方法であるだけではなく、とても短時間で治療が済み、痛みや腫れなどが出るダウンタイムもないのです。
そのため、普段と同じ生活にすぐ戻ることができます。
また費用も他の治療法と比べてとても安価で、気軽に治療を受けられるのです。
汗の量に悩んでいる人には、おすすめの治療方法といえます。

ボトックス注射で効果が現れる時間・持続期間はどれくらい?

ボトックス注射の治療で疑問なのは、どれくらいから効果が出るのか、また効果が持続する期間についてではないでしょうか。
一般的には治療を受けた後、汗の量が少なくなったと感じられるのはおよそ2日~3日後くらいとされています。
治療後すぐには効果が出ないため、失敗したと思うかもしれませんが、2日~3日間気長に待ってみましょう。
そしてボトックス注射の効果が持続するのは、個人差もありますがだいたい6ヵ月~1年程度です。
この期間を超えるとだんだんと効果がなくなってくるため、再度ボトックス注射の治療を受ける必要があるでしょう。

ボトックス注射は根本的な治療ではない

多汗症治療やわきが治療に用いられるボトックス注射は、これらの症状を根本的に治療するものではありません。
ボトックス注射でできるのは、あくまで汗腺の働きを抑えることであり、汗腺自体はそのまま残っているためです。
そして、効果の持続期間が過ぎると汗腺の働きはだんだん戻ってきます。
そのため、一時的に治療の効果が見えてもしばらくすればまた症状が現れるのです。
ボトックス注射1回の費用自体はとても安価ですが、継続的に治療を受けるとなればその都度費用が発生します。
コストパフォーマンスや気軽さなど、自分にとってのメリットをよく考えて治療を受けることをおすすめします。

わきが治療にも使えるとされる理由

ボトックス注射は、主に多汗症治療の第一選択として使用されることが多いです。
しかし、わきが治療にもある程度の効果があるとしているクリニックもあります。
その理由は、ボトックス注射でもエクリン腺だけでなくアポクリン腺の機能も抑制できる可能性があることと、エクリン腺の汗の量を抑えることでわきがの症状の軽減も期待できることです。
アポクリン腺からの汗を原因とする匂いは、エクリン腺からの多量の汗で拡散されてしまうといわれています。
つまり、エクリン腺からの汗の量を抑えれば、匂いの拡散もある程度抑えられるという考え方です。
このような原理から、ボトックス注射だけでわきがの症状が軽くなることもあるため、医師に相談してみましょう。